組合加入案内
全国自動車電装品整備商工組合連合会(略称 電整連)は昭和47年に運輸省(現在は国土交通省)の公認団体として認可を受け、任意団体から50年以上の歩みをしてまいりました。近年は大変厳しい環境の中、各県組合に所属している組合員の皆さんが自動車電気・電子の診断・点検・整備の技術集団として、ユーザーへの認知と安定した企業の発展に向けて種々の事業活動を行っています。それには各県組合、電整連からの情報及び支援と同時に、組合員の皆さんの自助努力があってこそ総合効果を発揮できるものであり、双方で知恵を絞って頑張っているところであります。
1.ネットワークの利点
市場のニーズが多様化しテンポが非常に早くなり、ユーザー主導化へと変化している中で、個々の店が行動を起こそうと思ってもアイディアを具体化する企画、費用、効率等に限界があります。この場合、組織では点から面へ、そして立体的にカバーすることができ、得意分野を伸ばしながら、不得意分野ではお互いに補充し合い、全国ネットワークで対応することが可能であります。
2.信用度合いの差を利用
国土交通省公認団体としての各県組合、電整連であり、その組合に加入していることを広くアピールすることで、新規開拓等ではユーザーから受ける信頼度は高まると判断しております。特に最近は官公庁、大口ユーザーに於いても入札を含めて信頼度と保険加入が条件になる場合が増えてきております。さらに自社パンフレット、インターネットホームページ等での紹介や、既存の得意先へも法人である商工組合加入をアピールすることによって幅の広い相乗効果が期待できます。
3.技術教育面での利点
今や、電子・電気の知識・技能なくしてユーザーからの信頼は得られない状況であります。それと同時にディーラーや整備工場等での内製化で、そこのメカニック自身も電子の技術知識を必要としてきております。市場では特にディーラーとの技術信頼度及びそれを基礎としての接客技術の競争(CS-お客様満足)になってきております。そのため市場を確保する大きな武器として組合、電整連では技術研鑽に力を入れております。特に組合企画による二種養成講習で電装整備士の資格取得を推進し、さらに自主技術研修も実施しております。
電整連企画による技術講習会は次のような研修を各県組合にて開催しております。
・「EV・HV講習」 ・・・座学・実車実習(基礎、整備の実践)
・「スキャンツール講習」 ・・・座学・実車実習(スキャンツール実践活用)
・「低圧電気講習」 ・・・座学・実車実習(EV・HV整備の必須資格)
これによって受講した各県講師がその県で講師となって研修会を開催し技術力の向上に貢献しています。また、教育図書の斡旋、FAXによる配線図の有料サービス及び電整連インターネットホームページ内「組合員専用ページのネットエース」で全国の組合員の技術ノウハウを共用することができます。ここには電装品メーカーの技術情報も掲載してあります。
・「EV・HV講習」 ・・・座学・実車実習(基礎、整備の実践)
・「スキャンツール講習」 ・・・座学・実車実習(スキャンツール実践活用)
・「低圧電気講習」 ・・・座学・実車実習(EV・HV整備の必須資格)
これによって受講した各県講師がその県で講師となって研修会を開催し技術力の向上に貢献しています。また、教育図書の斡旋、FAXによる配線図の有料サービス及び電整連インターネットホームページ内「組合員専用ページのネットエース」で全国の組合員の技術ノウハウを共用することができます。ここには電装品メーカーの技術情報も掲載してあります。
4.情報の伝達
IT革命に突入した現代は情報をいかにうまく取り入れ自社の戦略に反映させるか、と言うことが大切です。電整連ではAES月刊機関誌を作成し組合員に配布しています。さらに電装品メーカーをはじめ国土交通省、経済産業省、環境省、中小企業団体中央会及び日本自動車整備振興会等からのホット情報を各県組合へ連絡しており、それらのニュースを活用することができます。もちろん各県組合自身でも現地の情報の収集と伝達に特に力を入れております。
5.広告宣伝物の斡旋案内
各ブロック代表での新規事業検討委員会では斡旋物の企画・検討も行な
っております。例としてエアコン・バッテリー・電装品の告知用「のぼり、チラシ」、「看板類」及び「ステッカー」等を市場の状況にマッチさせ作成して斡旋しており、一般ユーザーの認知度向上を支援しております。また、講習会受講後の「認定証」なども公布し、メカニックの技術力の高さも広くアピールできます。組合員の多くが販促品を活用すれば、お客様獲得の成果がさらに得られると確信しております。
6.環境・リサイクル・省エネ問題への取り組み
特に環境・リサイクルでは、企業の取り組みに対して社会の目が大変厳しくなってきており、組合、電整連では意識の改革を図りながら「自動車リサイクル法でのフロン回収・破壊」、「不正改造車防止運動」、「自主点検整備推進運動」、「バッテリーリサイクルシステム」等に積極的に関わり、公共の中へ入っての活動をお願いしております。このことが組合員の皆さんの認知度アップに間違いなく繋がって行きます。
7.組合・電整連の役割
前就しましたように、自動車電装品整備業はまさに環境変化の荒波にもまれており、グループ一丸となって乗り切る努力をして行かなければなりません。しかし、実行主体はあくまでも個々の企業であり、自助努力が基本であることは申し上げるまでもありません。商工組合は業界全体の改善と発展を図ることを主な目的とする同業者組合ですが、具体的には皆さんをバックアップしサポートしながら個々の活動が推進しやすいように、情報を提供し環境づくりや各種の支援をするのが役割であります。
特に電整連は各組合の要望も加味し全国レベルで事業活動を行っており、業界の存在価値を高める努力をしております。業界が弱体化するとせっかくの電子・電気の技術的仕事量は他のルートの仕事になってしまいますので、それを防ぐため、業界全体で専門分野の認知を図る努力を続ける必要があります。
以上、ご認識とご理解を頂き、各県組合への加入を是非ともご検討下さいますようお願い申し上げます。
組合・電整連が行っている主な事業活動
項 目 | 実 施 内 容 | 電 整 連 |
県 組 合 |
無 償 |
---|---|---|---|---|
教育関係 | 1.電気装置整備士国家登録試験 | |||
(1) 二種養成講習開設 | ○ | |||
(2) 教科書・問題集の発行 | ○ | |||
(3) 登録学科試験手続き | ○ | |||
(4) 受験者に対する補修教育 | ○ | |||
2.技術に関する教育 | ||||
(1) ハイブリッド車・EV車講習の実施 | ○ | ○ | ||
(2) 低圧電気取り扱い講習の実施 | ○ | ○ | ||
(3) スキャンツールの製品、活用方法講習会の実施 | ○ | ○ | ||
(4) 各県組合自主技術研修会開催 | ○ | ○ | ||
(5) AES月刊機関誌に技術情報・試験問題を掲載 | ○ | ○ | ||
(6) インターネットHPの組合員専用サイトで技術ノウハウを共用できる。 | ○ | ○ | ||
3.経営に関する教育 | ||||
(1)各県組合の講演会・研修会の実施 | ○ | ○ | ||
(2)電整連より各種資料の提供 | ○ | |||
4.参考図書類の紹介斡旋 | ○ | |||
5.技術情報FAXサービス・メールサービスの実施 | ○ | |||
広報関係 | 1.月刊機関誌「AES自動車電装整備」を配布 | ○ | ○ | |
2.インターネットHPで名簿を掲載PR | ○ | ○ | ||
3.HP制作組合員は電整連とのリンク実施 | ○ | ○ | ||
4.国土交通省認可の「組合員の証」統一標識看板の斡旋 | ○ | |||
5.販売サービスPR用「のぼり、チラシ、整備料金表、用品類」の斡旋 | ○ | |||
近代化活性化対策 | 1.国土交通省認定「特認工場」申請支援 | ○ | ||
2.業界実態調査の実施及び報告書報告書作成配布 | ○ | ○ | ○ | |
3.メーカー別「型式別装着電装品一覧表」作成斡旋 | ○ | |||
4.技術ノウハウ集「ネットエース」の応募・閲覧 | ○ | ○ | ○ | |
5.国土交通省「不正改造防止運動」、「自主点検整備推進運動」への参加 | ○ | ○ | ||
6.運輸局の「環境に優しい整備事業所」審査に受験できる | ○ | ○ | ||
7.ユーザー獲得「診断・点検・整備キャンペーン」実施 | ○ | |||
福利・共済対策 | 1.「共済グループ保険」日本生命、第一生命と提携 | ○ | ||
2.災害補償制度「ガードプラン」富士火災と提携 | ○ | |||
3.「アメリカンファミリーがん保険」J&S保険サービスと提携 | ○ | |||
4.医療保険「エヴァー」J&S保険サービスと提携 | ○ | |||
5.各県組合による懇親会・レクリエーション活動 | ○ | |||
6.雇用対策 | ○ | |||
その他 | 1.共同購入 | △ | ||
2.金融支援制度 | △ |